先日、ショールームに設置している薪ストーブのメンテナンスを行いました。
といっても、特別な作業ではありません。
たまった灰をかき出して、ガラスをきれいに磨く。
作業自体はそれほど時間もかからず、あっという間に終わります。


ガラスがきれいになると、次に火を入れたときの炎がより美しく見えるようになります。
薪ストーブを使っている方からも、
「この時間が意外と好きなんです。」
「手入れをすると、また火を入れたくなるんです。」
そんなお話をよく聞きます。
少し手をかけることで、道具にも家にも愛着がわいてくる。
それは薪ストーブの魅力のひとつなのかもしれません。
最近は、ボタンひとつで何でもできる便利なものが増えました。
それはとてもありがたいことですが、一方で、少しだけ手をかける暮らしにも豊かさがあるように感じます。
例えば、無垢の床を乾拭きすること。
庭の草木に水をあげること。
お気に入りの家具にオイルを塗ること。
季節ごとに窓を開けて風を通すこと。



ほんの少し手をかけるだけで、「自分の家を大切にしている」という気持ちが生まれます。
家は、完成したら終わりではありません。
住みながら手をかけ、時間を重ねることで、その家らしさが育っていきます。
薪ストーブも同じです。
灰を掃除し、ガラスを磨き、薪を用意する。
少し手間はかかりますが、その分だけ愛着が増していく。
そして気がつけば、「薪ストーブのある暮らし」だけでなく、「この家で過ごす時間そのもの」が好きになっているのかもしれません。

暮らしを豊かにするのは、特別なことではなく、日々の小さな手入れや積み重ね。
手をかけた分だけ、家はもっと好きになる。
そんなことを改めて感じたメンテナンスでした。
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