かつて、“伝説”とまで称された木の家があった。
圧倒的な存在感を放つ骨太の構造、国産の大径材が支える堂々たる空間、そして木と真剣に向き合う匠の技。BIGROCKとRoots――異なる道を歩んできたふたりの職人が手を組み、ログハウスとティンバーフレームに新たな命を吹き込んだその家は、住む者の心に深く刻まれ、多くの人の記憶に残った。
しかし、2017年。惜しまれながら、その取り組みはいったん幕を下ろす。
そして今、8年の時を経て、再び火は灯される。日本の森と向き合い、山に眠る大径材に価値を見出し、ふたりの情熱が再びひとつになるとき、BIGROCKは再始動する。
ふたりがつくるのは、ただの木の家ではない。
構造そのものが意匠となる、構造美を極めた住まいだ。
国産大径材を一本一本見極め、仕口や継ぎ手に精緻な技を施すことで、骨組みが空間を語り出す。
そこにあるのは、無垢材の力強さと、職人の手が生み出す繊細さの共鳴。
暮らすほどに木が呼吸し、家が人生の一部となっていく。
BIGROCKのログハウスとティンバーフレームは、素材・技術・哲学のすべてが結晶した「本物の木の家」。
それは、ふたりの匠が信じる“木のあるべき姿”を具現化した空間であり、これからの木造建築の新たな基準となるだろう。
いま、あの伝説が、再び動き出す。