代表メッセージ

始まりは1棟のログハウス

1988年6月、私が21歳のとき、世界的なクライマーであった田部井淳子さん、山田昇さんらとともに、北米大陸最高峰マッキンリー(現・デナリ)に挑みました。2人からの勧めを受けて、登頂の先にさらに、日本人として初めて(世界で2人目)、山頂から最大斜度50度のレスキューガリー(Rescue Gully)を経て、ランディングポイントまでの全行程をスキーで滑降する挑戦に成功しました。
その麓にあった、入山手続きをする事務所の重厚なログハウス。自然と共に在るその佇まいに、私は心を奪われました。
帰国後、父が事故で重度の障がいを負い、家族は大きな転機を迎えました。父の介護のために自宅の建て替えが必要となった時、私が選んだのは、あの北米で出会ったログハウスでした。建築の知識も経験もない中、本を片手に、友人達の手を借りてつくりあげた一棟のログハウス。それは家族の幸せを再生する「場」であり、私たちの人生を支える「根=Roots」となりました。
この経験こそが、Roots工務店の原点です。

家族が、自然を感じながら健康に暮らせる住まいを

不幸のどん底だった家族に希望の灯をともしてくれたログハウス。
「いつまでも、家族が健康で幸せに暮らせる家をつくりたい。」
父の事故をきっかけに芽生えたこの想いは、年月を経た今も、変わることなく私たちの家づくりの中心にあります。
Roots工務店では、どの一棟も、「自分の家だったら」「大切な人が住む家だったら」と自問しながら、一人ひとりが心を込めて建てています。見えない部分にこそ真摯に向き合い、長持ちしない使い捨てのような建材や、健康を損なう素材は使いません。自然素材と職人の手仕事が生む、住むほどに愛着の湧く家を、一棟一棟お届けしています。
私たちは、ただ「良い家」をつくるだけではありません。
家を通して、「自然とつながり、人とつながり、心が豊かになる暮らし」を届けたい。
だから私たちは、「自然と人が調和する未来をつくる会社」でありたいと考えています。

人と自然が調和する、未来を目指して

2015年、会津磐梯山のふもと、小川のせせらぎが響く森の中に「健康な家、本物と育てる暮らし」をテーマに「Roots猪苗代」は生まれました。
そこには、「健康な家」だけではなく、「本物の暮らし」を届けたいという願いが込められました。
そして、様々なご縁が重なり、2020年には、廃校となった旧山潟小学校をリノベーションし、Roots猪苗代スクールエリアとして再出発。また、2023年には、歴史的建築物で日本文化遺産でもある一本の水路安積疏水の旧ポンプ場跡地をリノベーションし、「Roots猪苗代レイクエリア」を開設しました。
二つの社会的に意義のある建築物に再び命を吹き込む機会が与えれられたことは、工務店としての誇りです。
私たちの歩みは、自然とともにある場所を大切にし、その価値を次世代につなぐ挑戦でもあります。
「家」「庭」「暮らし」「食」「遊び」「芸術」
暮らしを豊かにするすべての要素を自然の循環の中で捉え、各専門家たちと手を取り合いながら、調和ある未来を丁寧に紡いでいきます。

最後に

Rootsという名前には、「原点」「根を張る」「生きる力」が込められています。
自然のリズムに耳を澄まし、人の命の営みに寄り添いながら、一本一本の木が年輪を重ねるように、私たちもまた、地域社会に必要とされる存在へと、少しずつ成長していきたいと願っています。
これからも、「自然と人が調和する未来」を皆様と共に創り上げていきます。
どうぞ、私たちの挑戦にご期待ください。

代表取締役  長谷川 真児

会社概要

会社名
株式会社Roots
代表者
長谷川真児
設立
1986年6月2日(創業 1982年10月1日)
資本金
3,000万円
事業内容
  1. 家づくり事業
  2. アウトドア事業
  3. 地方創生事業
許可
福島県知事許可(般-3)第12272号
土木工事業 建築工事業 とび
石工事業 舗装工事業 造園工事業

社名・ロゴについて

株式会社Roots

(旧社名 株式会社グリーンライフ)

2020年7月1日、1990年有限会社グリーンライフとしてスタートしてから30年の節目に社名を株式会社Rootsに改名しました。
30年もの間長年親しんだ社名を変えることは、かなりの決心がいりましたが、旧山潟小学校への移転により創業以来の大変革期を迎えたこと、2015年に仲間と共にスタートした「Roots」および「Roots工務店」の名前が浸透してきたことなど、検討を重ねた結果、社名を変えて心機一転再スタートを切ることが会社の未来にとって最善であるという結論に達し、社名をRootsに変更しました。

 

ロゴマークの解説

 

 

生い茂る葉は、しっかりとした根から生まれています。この太い幹と葉は、人にとって一番大事な「暮らし」を表し、この根は生活を支える「健康」を表しています。その周りを取り囲む円は巣を表し、生活と健康を支える「家」の象徴とし、同時に生活と健康を支える関係性を表しています。

書体のつながりは、一日一日に根を張り、家族の歴史を刻む家と暮らしを表し、「健康で豊かな暮らし」への願いを込めています。

会社の歴史

1982年 10月

創業者長谷川健が磐梯園芸センターとして造園土木業をはじめる。

1986年 6月

有限会社磐梯園芸センターと法人化。

1988年 6月

北米大陸最高峰マッキンリー(現デナリ)より日本人で初めて(世界で2人目)頂上からレスキューガリー(Rescue Gully)のスキー滑降に成功。ログハウスとの出会い。

1988年 8月

創業者長谷川健が仕事中の不慮の事故で頚椎損傷の大怪我を負う。会社を休眠とする。

1989年4月

現代表長谷川真児が自宅をログハウスで建築を始める。

1990年 4月

社名を「有限会社グリーンライフ」と改称し、ログハウス事業を始める。
代表取締役に長谷川真児、就任。
本社を福島県耶麻郡猪苗代町字土手間1481-2へ移す。

1996年 4月

福島県耶麻郡猪苗代町字清水端588-1に直営木工所(Roots工房)開設

1999年 4月

カナダのビックロックホームズ社と業務提携を結ぶ。本格的にカナディアンログハウスとティンバーフレームの輸入を開始。

2002年 1月

本社を福島県耶麻郡猪苗代町字清水前2748-1へ移転。

2002年 5月

本社社屋内にショールームをオープン。
マシーンカットログハウスで準防火地域に建築可能な大臣認定を取得。

2006年 5月

福島県郡山市備前舘25-1に郡山営業所オープン。

2007年 8月

ハンドカットログハウスで、防火地域に建築可能な大臣認定を取得。

2011年 11月

ログハウス仮設住宅でグッドデザイン金賞を受賞。

2014年 1月

郡山営業所敷地内に宿泊できるモデルハウスをオープン。

2015年 9月

「健康な家、本物と育てる暮らし」をテーマにRootsという新しいブランドを始動。

2016年 4月

猪苗代本社2階にRoots Lifestyle Shopオープン。(株式会社三方舎と協業)

2016年 12月

猪苗代本社1階にCafe煙突の木オープン。(フォルスへルバと協業)

2017年 7月

屋号をRoots工務店とする。

2017年 7月

オリジナル工法であるBlox工法を開発 (ウッドデザイン賞2018 技術研究分野受賞)

2017年12月

天然乾燥檜の家の販売を開始

2018年 4月

地域貢献活動としてのRootsの森プレーパークを開設。

2019年 5月

郡山営業所にsnowpeakの「アーバンアウトドア ショップインショップ」をオープン。

2020年 6月

猪苗代本社と郡山営業所を統合し旧山潟小学校
(福島県耶麻郡猪苗代町大字山潟字湊志田191)に移転。
廃校をリノベーションし廃校利活用を始める。

2020年 8月

社名を株式会社グリーンライフから株式会社Rootsへ変更。

2020年 11月

廃校を利活用した複合商業施設「Roots猪苗代スクールエリア」グランドオープン。

2023年 4月

安積疏水ポンプ場跡地をリノベーションし、アウトドア観光事業を開始。(Roots猪苗代レイクエリアオープン)

2024年 4月

天然乾燥檜のログハウスの販売を開始。

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