BLOX工法とは

 

Blox工法は、ログハウスやティンバーフレーム の経験と実績をもとに2017年に28年間の集大成としてまとめたRoots工務店のオリジナル工法です。
2018年には、ウッドデザイン賞(技術研究分野)も受賞するなど業界でも注目されるまでになりました。
Blox工法は、Roots工務店の原点「家族がいつまでも健康で幸せに暮らせる家をつくる」に必要な「安心」「安全」「生涯コスト」の全てをそなえた家づくりの骨格です。
家の骨格である「柱・梁」に「天然乾燥の無垢材」を使用する事で家が長持ちします。建物の安全性を高めるまた主要な柱の直下率を100%にする事で丈夫で安心できる家が作られます。さらに柱や梁をバランスよく配置する事で無駄な柱や梁を削減でき、将来のリフォームなどのコストを大幅に削減することが可能になります。
Blox工法で建てられた家は、「本物の家」として、いつまでも世代を超えて家族の暮らしを豊かに育むことができるとお約束します。

また、Blox工法で使用する檜は、天然乾燥材です。天然乾燥は強制乾燥に比べCO2の排出を大幅に削減することが出来ます。
強制乾燥の木材のCo2排出量は、35坪程の一般的な住宅で4.0~5.0KgCo2の二酸化炭素を排出することになります。これは、平均的な家庭で1年間に排出される二酸化炭素の1年分になります。

 

 

シンプルでバランスよく配置された安心の構造

Blox工法の家は、基本的にブロック(3640mm×3640mm)を組み合わせて構成されます。ブロックの4隅に15cm角の極太の柱(一般的な家の柱は10.5cm角)及び体力壁を持つ工法です。主要な柱の直下率は100%。さらにシンプルでバランス良く柱や梁が配置される事で上下階の耐力壁をバランス良く配置する事ができるためたくましい構造になります。

2階の柱の下には柱がある主要柱の直下率100%の安心

2階の主要な柱の下には必ず柱があります。柱にかかる重みを梁などで受けるのではなく柱で受ける事で力が1点に集中することを避け、荷重が分散されて地盤に伝わります。間崩れがなく構造的にも安心です。

構造を魅せる「現し」は、安心感と長く使える可変性のある構造

室内の空間は現しの柱と梁による構造美が自然素材の持つ質感や香りと共に安心感を与えます。間取りはその美しい構造体を残しながら新しい間取りに作り変えることができます。時代の変わりや家族構成の変化に対応した可変性のある安心の構造です。

シンプルでバランスのとれた構造により様々な外観に対応可能

Blox工法の家は、構造の安全を考えて建物の四隅に可能な限りバランスよく壁を設けています。従って外観は上下階(1階と2階)の壁や窓(開口部)の位置が揃いバランスの良いデザインになります。
シンプルでバランス良く柱や梁が配置されているために外観も洋風から和風まで同じ間取りで幅広いデザインに対応できます。

柱と梁の大きさを規格化無駄をなくし無理無駄の削減

一般的に木造住宅の建物には数種類の柱や梁が混在して使用されています。そのために製材コストや管理コスト、在庫コストがかかり無理や無駄が発生します。Blox工法では、その柱と梁を規格化できるために大幅なコスト削減が可能になり、より良質な木材をコストを上げることなく使用することが可能になりました。

適材適所にとことん使い切る

一般的に建築資材としての丸太の歩留まり(実際に使われている割合)は50%以下で、あとはチップになるかバイオマスの燃料とされています。Blox工法では柱や梁など構造材を切り落とした際に残る端材も内装材(階段や手すり、床板や壁板、枠材など)に利用します。さらに余ったものは「家のかけら」と名付け直営の木工所で木工製品として新たな命が吹き込まれています。

川上から川下まで意識までも一体となった家づくり

Blox工法はそれだけではコストダウンにはなりません。伐採・製材・加工の他に、運搬や保管管理などの物流、そして現場の職人さんまで徹底して木材を無駄にしないという同じ意識を持つことで品質の良い建物を供給する事が始めて可能になるのです。


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