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Rootsの家は「奇跡の家」


私たちがつくる「Rootsの家」は、100%国産材を使い、自然と人が調和する暮らしを実現するための、森からの贈り物のような家です。

しかしそれは、「大径材」、「天然乾燥」、「木工所」、「Blox工法」、「技術力」――このすべてが揃わなければ、決して実現できない家でもあります。

このすべてが揃ったときにだけ生まれる、奇跡のような家。
それは、理想と想いと、自然の恵みが重なって、はじめて形になります。
Rootsの家が“奇跡”と呼ばれる理由――そのすべてを、この先に綴りました。

大径材とは、太くて大きな丸太のこと。樹齢が長く、直径30センチ以上の木が目安です。一般的な工場では扱いづらく、使い道が限られるため、山に放置されがちなこの木を、Roots工務店では柱や梁、家具や薪にまで活用しています。

目次

  1. 大径材のこと
  2. 天然乾燥のこと
  3. 木工所のこと
  4. Blox工法のこと
  5. 技術力のこと

大径材のこと

国産材100%の家づくりで、日本の森を守り、日本の未来を育てる。

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大径材の原木

私たちは、ただ「家」をつくっているのではありません。
日本の森が抱える悲しみ、美しい木々が育んできた時間、そこに宿る命の物語――それらを、未来へと手渡すための「かたち」をつくっています。

今、山には役目を失った大径材が、伐られることもなく、静かに佇んでいます。
本来なら、長い年月をかけて育まれた貴重な資源でありながら、その多くが使い道を失い、山の奥で朽ちようとしているのです。

私たちは、その一本の木を、余すことなく活かしたい。
梁や柱に、階段や手すりに、羽目板や枠材に。
そして小さな端材でさえも、薪として人の暮らしをあたためる力に変えていきたい。

しかし、それは簡単にできることではありません。
一本の大径材を余すことなく使い切るには、乾燥、製材、加工、管理――あらゆる工程において、高度な技術と経験が求められます。
数々の困難を乗り越える必要があり、私たちにとっても、それは大きな挑戦でした。
さらには、木のすべてを使い切ることで、資材の無駄をなくし、CO₂の排出を減らし、森に新たな循環を生み出すことができます。

Rootsの家は、ただの「住まい」ではありません。それは、日本の森林を再び動かし、再び豊かに育むための「希望の一棟」。
私たちは、暮らしをつくりながら、日本の森を未来へとつなぐ家をお届けしています。

https://note.com/embed/notes/n3552bb8c6e83

天然乾燥のこと

心地よさと環境への優しさを両立します。

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天然乾燥された檜の梁

私たちがお届けする天然乾燥の檜でつくる家は、木が生きてきた時間の香り、揺るがぬ強さ、優しいぬくもりをそのままに、住む人の暮らしへと手渡します。

人工乾燥は短時間で高温処理を行うため、木の中に蓄えられた精油分や樹脂が奪われ、香りも、防虫性も、耐久性も、失われてしまいます。

けれど天然乾燥は、太陽の光と風の流れに任せ、ゆっくりと、時を重ねて檜を乾燥させます。そうして生まれた天然乾燥の檜は、まるで森の中にいるような香りを放ち、時を経てもなお、強く、美しく、呼吸し続けるのです。

さらに、天然乾燥は人工乾燥に比べ、CO₂の排出を大幅に減らします。35坪の家を建てるとき、人工乾燥材は約4.0〜5.0kgのCO₂を排出しますが、それは平均的な家庭が一年間に排出するCO₂と同じ量です。

Rootsの家は、木の香りに包まれた心地よい空間と、未来の環境を守る小さな約束を同時に叶える家。森の命を感じながら、毎日を暮らせる家です。

木工所のこと

森と家と暮らしを、細部までつなぐ場所

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加工風景

Rootsの家が大切にしているのは、木の命を無駄にしないこと。その想いをかたちにできるのが、私たちの木工所です。柱や梁として大径材の芯を使ったあとも、側材や端材を余すことなく活用し、羽目板、階段、手すり、枠材、そしてオーダー家具や建具へと丁寧に生まれ変わらせます。

さらに、ミリ単位での繊細な加工技術によって、空間にぴったりと馴染む理想の暮らしを実現。既製品では得られないサイズ感や素材の統一感が、住まいに深い心地よさと一体感をもたらします。

そして私たちは、木工所での一貫加工により中間業者を介さず、一本の木を最初から最後まで自分たちの手で使い切ります。これにより、良質な自然素材の家を、より多くの人が手の届く価格で届けることが可能になりました。

木工所は、単なる加工場ではありません。一本の木とひとつの暮らしを、最初から最後まで結び、空間のすみずみにまで想いを宿す、Rootsのものづくりの中枢です。

Blox工法のこと

高耐震×天然乾燥材でつくる、未来に強い家

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Blox工法で組まれた天然乾燥檜

私たちのオリジナル工法であるBlox工法は、3640mm四方のモジュールと柱直下率100%(柱の下には柱がある)という確かなルールを基本に、無駄のないシンプルな設計で耐震性を高め、暮らしに合わせた自由な間取りを可能にしています。

梁の規格を2種類に絞り込むことで、製材や在庫のコストを従来の10分の1以下に削減し、これまで在庫リスクが高く、夢物語のようだった天然乾燥材を標準仕様にすることを、現実のものにしました。

この仕組みによって、今までの常識ではできなかったコストダウンを実現し、良質な檜の天然乾燥材をふんだんに使った、高品質で美しい家を、無理なく手の届く価格でお届けできるのです。

さらに、構造と内装を分けた設計により、将来のリフォームや間取りの変更にも柔軟に対応できます。強く、美しく、そして長く安心して暮らせる住まいを、無理のない価格で届ける――それが、私たちが考案したBlox工法の価値です。

技術力のこと

無垢材を活かし、家の形にする技術力
-Rootsの家づくりの核-

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木と対話しながら

私たちがつくるRootsの家は、「大径材」、「天然乾燥」、「木工所」、「Blox工法」、「技術力」――このすべてがそろって、初めてかたちにできる、奇跡の家です。

けれど、どんなに素材や仕組みが優れていても、それだけで「奇跡の家」にはなりません。木は生きていて、一本ごとに癖があり、呼吸し、時に動きます。私たちは長年、ログハウスづくりの現場でその木の声を聞き、動きを見極め、反りや割れを受けとめ、仕口や継ぎ手に工夫を重ね、木と対話しながら家をつくってきました。

天然乾燥の無垢の檜は、山から届いたままの“木そのもの”。その呼吸と表情を活かすのが、私たちの技術です。だからこそ、その一本一本に心を傾け、手をかけ、木が持つ力を最大限に引き出す。それが私たちがログハウスから教えてもらったかけがえのない技術です。

Rootsの家は、自然とともに生きる知恵と技術の結晶です。
無垢の木が、暮らしの記憶を吸い込みながら、静かに、そして確かに育っていく。
住む人とともに発酵し、歳月とともに味わいを深める。
変わっていくのではなく、豊かになっていく――
そんな時を重ねる家を、私たちは、今日もつくり続けています。

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